箱学天才マネの短編集

もし、マネちゃんズが3年の時にクソインみたいなのが来たら 3 ページ21

真波 山岳side.

先輩はそっか〜といつものように笑うとマネージャー(仮)に話しかけた

｢朝練はそんな仕事ないし大丈夫だから、明日の放課後から仕事してもらうね｣

｢分かりましたぁ〜！｣

と言ってマネージャー(仮)は帰っていった
あの子がいなくなった部室にはＩＨメンバーと葦木場さん、それとマネージャーの2人が残っていた

すると、葦木場さんが口を開いた

｢俺、あの子苦手かも〜…｣

｢私あの子やだ！！！！｣

相当ご立腹のようで嫌悪感丸出しの有ちゃん先輩を福富さんが宥める

｢ねぇ…｣

俺の隣にいるA先輩が申し訳なさそうに言葉を発した

｢どうした。A｣

福富さんが声をかける

｢明後日、私たち3年の最後の合宿だよね…？｣

｢あぁ、そうだな。｣

福富さんは普通に返すが他の３年生達の空気が変わった

｢オイ！何とかしてあの！なんだっけｪ！？アイツ辞めさせられねェノォ！？｣

荒北さんが取り乱す

｢落ち着け荒北！実はいい子かもしれんだろう！！｣

東堂さんはよく分からないフォローを入れる

｢私…合宿休もうかな｣

と光の無い目で呟く有ちゃん先輩

｢待って！？有に休まれたら私、精神的にも肉体的にも死ぬ！死ぬ！！！｣

焦るA先輩
何が何だか分かっていない様子の福富さん

｢何とかなるんじゃないか？｣

とどこを見ているか分からない新開さん

阿鼻叫喚ってこういうのを言うのかなと先輩方を眺める俺と泉田さんと葦木場さん

結局、合宿前日に仕事してないからやだ！という有ちゃん先輩の一言で1週間と持たずに辞めさせられた…マネージャー(仮)さん

合宿は無事何事もなく行われた




結論
もし、マネージャー2人が3年の時にクソインみたいなのが来たら、速攻辞めさせられる。

強固すぎる信頼関係で結ばれた３年生ＩＨメンバーとマネージャーの絆を崩すことは恐らく無理です



END

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