初恋 4 ページ18
私は山を登っていた。
すると前方に男の子が見えた。
その時風の囁きが聞こえ風に乗る準備をする。
そして、風に乗って男の子を抜かす
山を登りきると、流石に疲れたようで地に足をついた。
山頂は静かで世界に私しかいないような錯覚に陥る
｢ねぇ！なんでそんなに早く登れるの？｣
さっき抜かした男の子だった。
その後その男の子と仲良くなった。
登り方を教えたりいろんな話をした
彼の言葉があの時の私を救ってくれた
｢Aちゃんは凄いね！凄い頑張ったんだね！｣
たったそれだけの言葉だったけど、私にとって何よりも嬉しくて欲しくてたまらなかった言葉。
凄いね！頑張ったのね！ただ、そうやって言って欲しかった。認めてもらいたかった。
それを家族以外から言ってもらえたのは、彼からが初めてだった。
小さい頃というのは単純で、そんなことで簡単に好きになる。
いや、人間誰だって弱ってる時に欲しい言葉をくれた人を嫌いになるというのはなかなかないと思うけど
そう。私は単純に彼が好きだった。
私の支えだった。
｢ねぇ、名前聞いてもいい？私は巫 A｣
｢俺はね、真波山岳！｣
｢山岳…素敵な名前だね！絶対忘れない！｣
その後、私は習い事が忙しくなったり家のことを手伝い始めたりであの山に行く時間が無くなってしまうことを知っていた。
だから、私は伝えたのだ。
見つける。って。見つけられると言う謎の自信があの時の私にはあったのだ。
きっと、運命なんだって。
あの頃の私は本気で思っていたのだ
絶対に見つけ出すって。
山岳って名前を忘れずにずっと覚えていた
君との大切な思い出と共に色褪せることなく…
そう思うと涙が出てきた。
トリップ者とはいえ、過去がちゃんとあるとそれまで自分がそこにいた感覚になる。
ずっとここで生活してきたような、そんな錯覚に陥る。
でも、結局はこれもトリップ特典で私にとって都合よくなっているだけなのでは…？
と考えてしまうのはきっと、私の心が汚れているからなのかな…
だけど、今だけは…トリップなんてことを忘れて、君とのあの出会いもこれからの出会いも…
運命なんだって言ってもいいですか…？
幸せな夢を見ていてもいいですか？
END？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
今回は主人公ちゃんと真波くんの初恋のお話です。
このお話を先に公開するか本編を公開するか悩んだんですが、このお話を先に読んでいた方が本編をもっと楽しめると思い先に投稿しました
もし、マネちゃんズが3年の時にクソインみたいなのが来たら 1→←初恋 3
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よしはる(プロフ) - リノアさん» ありがとうございます!真波を可愛く書くことに全力を注いでいたらかっこよくなってくれないのが最近の悩みですw (2017年3月25日 1時) (
レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
リノア - 真波がかわいいです(笑) バレンタインの話なんて男の子ってみんなそうなのかなとかおもしましたw (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
yoshiharu1013(プロフ) - えむ★さん» ありがとうございます！私の文才不足で真波君の不思議チャンな部分があまり出てないのですが、彼は人懐っこい感じのイメージが強いですね！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
えむ★ - 真波くん、なつっこくて可愛いですね！面白いです！ (2017年3月17日 23時) (レス) id: 35ae39b3a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしはる | 作成日時：2016年10月30日 22時
