Stimulation（赤×青） (ページ37)

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赤

仕事から帰ると、今日も人の姿の流星。

最近ずっと人の姿のままやねん。

3日以上、猫の姿に戻らないのは珍しくて。

何か理由でもあるんかな。

ソファに座ると、どこか落ち着きのない流星。

ほんまにどうしたんやろ。

心配するけど、何も言ってくれないからわからへん。

しばらくして、隣から感じる視線。

不思議に思って見ると、どこか覚悟を決めたような顔をしている。

え、どうしたん。

青｢だいき、…いつも、ありがとう。｣

赤｢こちらこそ、いつもありがとう。｣

そう返すと、目をきょろきょろさせて挙動不審になる。

え、もしかして、別れるとか言い出す…？

そんな心配が頭をよぎったけど、赤く染まっていく流星の顔に気づいて、ちょっと安心する。

そんな時、ふと目が合って

青｢……大好き、｣

…え、いま、なんて言った？

大好きって、流星から…

青｢っ、それだけやから、｣

赤｢待って、｣

立ち上がろうとした流星の腕を咄嗟に掴む。

赤｢言い逃げはずるいやんか。｣

青｢だって…っ、｣

見られたくないのか、顔を逸らすけど耳まで真っ赤。

赤｢…かわいい。目、合わせて？｣

青｢っ、いやや…｣

可愛すぎる流星を目に焼き付けたい。

その一心で、頬を押えて目を合わせる。

赤｢バレンタインやから頑張ってくれたん？｣

青｢ん、そう…｣

赤｢ありがとう。｣

バレンタインだからって、初めて流星から大好きって言ってくれた。

せっかく頑張ってくれたんや。

俺もお返しせえへんと。

赤｢流星、俺も大好き。｣

青｢…っ、｣

顔をもっと真っ赤にさせて、目をうるうるさせてる流星。

…ちょっと、可愛すぎるかも。

我慢出来ずに、思わずキスをしてしまう。

一瞬、触れただけの軽いキス。

青｢…ぇ、だいき、いま、っ…｣

驚きながらも恥ずかしそうにしてる。

…付き合って半年、初めてのキス。

流星が可愛すぎてずっと見つめていると、ぎゅっと抱きつかれて。

…可愛くて、好きすぎて、しんどい。

改めて気持ちを言葉にするのは恥ずかしいけど、頑張ってくれた流星。

可愛すぎる流星が見れるし、毎年恒例にしたいなぁ。

♡♡

1日遅れちゃいました…