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赤
赤｢これに着替えて、帽子かぶって。｣
青｢…どこか行くん？｣
不思議そうに尋ねる流星。
赤｢海行かへん？｣
前にテレビで海が映った時、目を輝かせながら
｢見てみたい｣って呟いていたのが忘れられなくて。
流星の喜ぶ顔が見たい、そう思って有給を取ったんや。
青｢…あの、きらきらしてて動く水？｣
赤｢そうそう。｣
青｢連れて行ってくれるん？｣
赤｢せっかくやし行こ。｣
そう言うと、急いで着替えだした流星。
さっそく喜んでくれた。
見えたら驚かれてしまう耳は帽子、尻尾はズボンに入れて隠しておいた。
家の外に出ることすら初めての流星は、何もかも初めてのことばかりでずっと目がキラキラしてる。
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作者名：ふわり | 作成日時：2023年8月14日 13時
