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赤
青｢俺、猫やで…？｣
赤｢うん、分かってる。｣
青｢…人間がみんな経験する幸せ、経験出来ひんのに？｣
"人間がみんな経験する幸せ"
何のことやろ。
そう思ったとき、頭をよぎった流星との会話。
…そういうことか。
きっと流星は結婚式のことを言ってる。
何であの日を境に人の姿にならなくなったのか、ようやく分かった。
流星はずっとこれを気にしてたんや。
赤｢流星、幸せはそれぞれやで。みんな結婚が幸せとは限らへん。｣
青｢…そうなんや、｣
ほっとしたような顔をする流星に
同じ気持ちなんちゃうか、って期待が高まる。
赤｢俺の幸せは、流星が隣に居てくれることやで。｣
青｢…俺、だいきの隣に居てええの？｣
赤｢うん、居てほしい。｣
まだ不安そうな流星の頭を撫でると、どこか吹っ切れたような表情。
青｢だいき、…俺も、だいきのこと好き。｣
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作者名：ふわり | 作成日時：2023年8月14日 13時
