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…痛いとこ突かれた、そう思った。



分かってる。



猫が人の姿になるなんて、ありえない。


猫を好きになるのは、普通じゃない。




でもそれは俺にとっては普通っていうか、ありえることで。





だから、小瀧にほんまの気持ちは言えなかった。








桃「…しげが諦めなかったら、また人の姿になるんちゃう?」



赤「え、?」



桃「人の姿って流星くんの意思でなるんやろ?」



赤「…多分、」



桃「なりたいって思ってもらうために話しかけてみたら?」




小瀧の言う通りや。


人の姿になってほしかったら、流星の心を動かすしかない。




赤「ん、やってみる。ありがとう。」




詳しいこと聞きたいはずなのに、何も聞かず背中を押してくれた小瀧。



いつか小瀧に全部話すことが出来るように、しっかり流星と話さないと。

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作者名:ふわり | 作成日時:2023年8月14日 13時

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