謎のイケメン ページ2
赤
カーテンの隙間から漏れた日差しが暖かくて目を覚ます。
すると、目の前にはイケメンが。
…ん、イケメン?
赤「っ、?!」
ガバッと起き上がると、イケメンが目を覚ます。
青「…んん、おはよぉ…」
赤「おはよ…?」
反射的に返すも誰やこいつ。
そのまま動く気配のないイケメン。
え、また寝た?
…うん。1回、見なかったことにしよう。
時計の針がてっぺんを回るも、起きる気配のないイケメン。
赤「あの、お昼やけど…」
青「ん、もうそんな時間…」
ようやく起きたと思ったら、イケメンの頭には猫耳がついている。
赤「…え、」
本物?
思わず近づき触ると、ビクッとする。
赤「あ、ごめん…」
全く気にしてない様子のイケメン。
赤「えっと、…誰?」
青「…は?」
いや、は?って言われても
青「…昨日、猫拾ったやろ?」
赤「あ、うん。」
青「それ、俺。」
赤「…ん?」
青「猫耳付いてるんやし分かるやろ。」
周りを見渡しても昨日拾った猫はおらん。
目の前のイケメンには猫耳がある。
…ほんまに猫なんや。
てか、起きたときの『おはよぉ』と別人やん。
全然可愛ないわ。
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作者名:ふわり | 作成日時:2023年8月14日 13時