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赤
夜になると寂しい気持ちが強くなる。
小瀧に連絡しようかな。
でも仕事の邪魔したくないし、女々しいって思われたくない。
あと1日。頑張って耐えよう。
夜、物音がして目が覚める。
あれ、なんか小瀧の匂いがする…
赤｢…ん、こた、き？｣
桃｢ただいま。｣
久しぶりの小瀧。
…かっこいい。
赤｢おかえり……え？も、もう帰ってきたん？｣
慌てて起き上がる。
あれ、予定やとまだ帰って来れないはず。
桃｢うん。一日早く終わってん。｣
…そうなんや、嬉しい。
桃｢寂しかった？｣
赤｢い、いや全然寂しくなかったで。むしろ1人、満喫してたし…｣
ほんまはすごく寂しかった。
寂しくないなんて、ただの強がりや。
でも、小瀧に嫌われたくないから。
桃｢ぬいぐるみと寝てたん？｣
…あ、ぬいぐるみ抱きしめたままやった。
赤｢え、あ、いやこれは…｣
頭をフル回転させ言い訳を探すけど、何も出て来おへん。
…正直に自分の気持ち伝えてもいいかな。
もう隠されへん。
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作者名：このは | 作成日時：2021年3月13日 17時
