自慢の妹 ページ3
「ただいまより」
「なになになに」
宿舎のリビングで仁王立ちをしたディノが厳粛な雰囲気漂わせながら声を発する。
困惑の声をあげたのはトイレから戻ろうとしていたスングァンである。
「第1回 LE SSERAFIMデビューショーケース鑑賞会を開催する」
「急にどうしたの」
「第1回ってデビューショーケース何回見る気なんだよ」
「は?うちの子の記念すべき日の映像を1回しか見ないとかウジヒョン正気??」
「…事務所で作業してくるわ」
「ダメですこの場に居る全員強制参加です」
その日デビューショーケースを5回もみさせられたメンバーは数日LE SSERAFIMの楽曲が頭から離れなくなった。
数日後
「ただいまより」
「またか…」
「第1回 LE SSERAFIMデビューミニアルバム鑑賞会を開催する」
「お前アルバム出る度これやるつもりなの…」
宿舎のリビングには何十回目かの『The Great Mermaid』が流れている。
ソファーに寝転びながらリリックブックを眺めていたミンギュがふと疑問を口にする。
「ていうかなんでいきなり妹推しまくってるの。今まで俺たちにだって妹のこと話してなかったじゃん」
ちょうどそこで曲が終わり部屋の中がしんと静まり返った。突然の無音にミンギュが戸惑いながら「え」と声を発したがそれを押しつぶすような重たいため息がジョンハンとホシとドギョムから漏れる。
「こっちは気を使って聞かなかったのにミンギュときたら…」
「え、なに」
「兄妹仲あんまり良くないのかとか気にするじゃん普通」
「もしくはチャニだけが妹大好きで妹からは邪険にされてるのかなとか」
「『お兄ちゃん汗臭いから近寄んないで!』みたいな」
「違うけど!?」
「なんだ違うのか」
「つまらん」
体を起こしソファーにちゃんと座ったミンギュは「じゃあなんで?」と純粋な疑問を投げかける。
長い間13人で活動してきたが、妹がいるという情報は知ってはいても名前やその他の情報は全く知らずにいた。
何人兄弟かという質問が来た時には弟と妹がいるとは言うが、それ以上の情報を開示したことがない。
弟はコンサートに来たこともありメンバーも会ったことがあるが、妹は記憶にある限り一回もコンサートに来たことは無い。
なのに今はオープンに妹のデビューを喜んでいる。SNSで大々的に言ってはいないが。
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N S(プロフ) - :)さん» 更新が滞っており申し訳ないです。好きと言っていただけて嬉しいです。応援頂きありがとうございます🙏🏻 (1月26日 7時) (
レス) id: 2a191afe61 (このIDを非表示/違反報告)
N S(プロフ) - :)さん» コメントありがとうございます。ご連絡頂きました作品は当方が執筆したものではございません。また「NS」のアカウント以外で(外部プラットフォームや、SNS含む)執筆活動を行ったこともございません。 (1月26日 7時) (レス) id: 2a191afe61 (このIDを非表示/違反報告)
:)(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/lrf__svt__0513/?fp=3 こちらになります、初めてのコメントで長々と失礼致しました。N S様の作品がとても好きです、いつも応援しています。 (1月25日 2時) (レス) @page2 id: 618e80dc3b (このIDを非表示/違反報告)
:)(プロフ) - コメント失礼致します。LE SSERAFIMの天使(チョンサ)という作品があるのですが作者様の作品でしょうか？あまりにも内容が酷似しているためコメントさせていただきました。ご確認のほどよろしくお願いいたします。 (1月25日 1時) (レス) id: 618e80dc3b (このIDを非表示/違反報告)
N S(プロフ) - つーじさん» コメントありがとうございます。ゆっくりと書いて参りますのでお付き合いいただければ幸いです。 (9月13日 2時) (レス) id: 2a191afe61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：N S | 作成日時：2023年9月11日 23時
