デビュー2 ページ2
「ウリエギ…一生推す…母さん産んでくれてありがとう…」
ブツブツ言いながら蹲るディノのスマホを上からバーノンが覗き込み「LE SSERAFIM…?」と呟いた。
「LE SSERAFIMってSOURCE MUSICから今度デビューする?」
「サクラさんチェウォンさんがいるグループだよね。あとホ・ユンジンさんだっけ?」
「あー前にうちの練習生だった」
「で、なんでチャニはそのグループの動画みてぶっ潰れてんだ」
エスクプスもディノのスマホを覗き混んで目に止まった動画タイトルに眉を顰める。
「A…?Aってたしか」
「え!!A!?Aって言いましたヒョン!?」
少し離れたところで成り行きを見守っていたスングァンがドギョム顔負けの大声をあげた。
バタバタと駆け寄りディノのスマホをひったくって勝手に画面を操作する。
「うわぁ…A…Aちゃんだ…」
「ぜんっぜん話が見えないんだけど!」
ひとりでスマホの画面を見ながら感動しているスングァンにホシが拗ねながら声をあげた。
その時ウォヌが「あ」と声をあげた。
「思い出した。チャニの妹だ」
「あ…あぁー!」
「なんか聞いた事あると思ったけど思い出せなかったわ。そうだそうだ」
「歳には勝てないねスンチョラ」
「お前も同い歳だろ」
ピンと来ている者、まだ分からないという者様々な反応を見せたが、思い出せずにいるメンバーにジョシュアがヒントを与える。
「指輪を貰った時にいたよ。小さい女の子」
記憶の奥底から当時の情景を思い出したメンバーは「あー!」「あの子か」「え、デビューするの」「チャニの妹が!?」「ソスの非公開練習生??」「スングァナ音量最大にしてもっかい再生して」と途端にざわめき出す。
ミンギュに言われ音量最大、画面をフルにしスングァンは動画を再生した。
練習室のようだ。部屋は暗いが、ぼうっと鏡に黒のキャップと黒のシャツ、黒のズボンを身にまとった小柄な少女が映る。
BGMは波の音だけ。
何かを求めるように右手をゆっくり前に持ち上げ、グッと引き寄せながら手を握りしめた瞬間ガツンと重低音が響く。
そこから始まる16ビート。楽器はドラムのみ。
鏡の中の少女はゆっくりとキャップを脱ぎ、顔が見えると思った瞬間、髪を振り乱すようなダンスが始まる。
圧巻のヒップホップ。
たった8小節のダンスが終わりやっと少女の顔が見れると思った瞬間、シーンが切り替わる。
波打ち際、足を海に浸した少女の後ろ姿。
波の音が帰ってくる。
振り返る彼女はディノによく似ていた。
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N S(プロフ) - :)さん» 更新が滞っており申し訳ないです。好きと言っていただけて嬉しいです。応援頂きありがとうございます🙏🏻 (1月26日 7時) (
レス) id: 2a191afe61 (このIDを非表示/違反報告)
N S(プロフ) - :)さん» コメントありがとうございます。ご連絡頂きました作品は当方が執筆したものではございません。また「NS」のアカウント以外で(外部プラットフォームや、SNS含む)執筆活動を行ったこともございません。 (1月26日 7時) (レス) id: 2a191afe61 (このIDを非表示/違反報告)
:)(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/lrf__svt__0513/?fp=3 こちらになります、初めてのコメントで長々と失礼致しました。N S様の作品がとても好きです、いつも応援しています。 (1月25日 2時) (レス) @page2 id: 618e80dc3b (このIDを非表示/違反報告)
:)(プロフ) - コメント失礼致します。LE SSERAFIMの天使(チョンサ)という作品があるのですが作者様の作品でしょうか？あまりにも内容が酷似しているためコメントさせていただきました。ご確認のほどよろしくお願いいたします。 (1月25日 1時) (レス) id: 618e80dc3b (このIDを非表示/違反報告)
N S(プロフ) - つーじさん» コメントありがとうございます。ゆっくりと書いて参りますのでお付き合いいただければ幸いです。 (9月13日 2時) (レス) id: 2a191afe61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：N S | 作成日時：2023年9月11日 23時
