デビュー ページ1
今日はマンネの様子がおかしい。落ち着きがないなとジョンハンは思っていた。
話しかけても上の空に返事をするし、壁にかかった時計を何度もチェックしている。
練習室にはジョンハンの他にホシとウォヌ、ジュン、ドギョムがおり、みなジョンハンと同じ気持ちだった。
体調が悪い訳では無いだろう。時計を仕切りに気にしているということはこの後用事でもあるのだろうか。
「デートかな」
サラリとジュンが呟いた。それにすぐさま「絶対違う」と否定したのはホシだった。
「チャニもいい歳だしなぁ」
「ウォヌ親戚のおじさんみたい」
真実がどうであろうと、次のカムバが迫っているのだ。集中出来ずにいる人間が1人いるだけで全体に影響する。
「とりあえず10分小休憩。みんなきたら１回通しやるぞ」
時刻は20:56。今居ないメンバーは21時過ぎに到着予定だ。
ホシが「集中出来てないからこの間に気持ちを切り替えろ」と声をかけようとした瞬間、
目の前を閃光が駆け抜けた。
「おぅわっ!?」
それまで反応が鈍かったはずのディノが自身のタオルとドリンクのところに一緒に置いておいたスマホに向かってとんでもない瞬発力で駆け寄ったのだ。
スマホを起動すると壁に背をつけ座り込みじっと画面を見つめている。
「急になんなんだよ……」
「デート相手に連絡でもしてるんじゃないの」
「いや…なんかカトクじゃないっぽい…YouTube…？」
鏡張りの壁に背を向けているため反射して画面が僅かに見えたドギョムは首を捻る。
時間を気にして、YouTubeを開く…？今日は自分たちのコンテンツがアップロードされる日だっただろうか。
「お待たせー」
「遅れましたー」
「スンチョラ、スングァナお疲れ」
「みんなもそこの自販機でドリンク買ってすぐくるよ」
ディノの動向を伺っていた時、個別スケジュールだったエスクプスとスングァンが練習へ入ってきた。
そして直ぐに続々と残りのメンバーもやってくる。
準備のためストレッチを各自開始した頃には時計は21:04になっていた。
人がどっと増えたことにより一瞬マンネの様子など頭から吹きとんでいたが最後に入ってきたウジの一言で全員がスマホを両手で握りしめたまま土下座の状態でうずくまるディノを目撃することになる。
「なんでこいつは死んでんの？」
「チャナぁ!?」
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N S(プロフ) - :)さん» 更新が滞っており申し訳ないです。好きと言っていただけて嬉しいです。応援頂きありがとうございます🙏🏻 (1月26日 7時) (
レス) id: 2a191afe61 (このIDを非表示/違反報告)
N S(プロフ) - :)さん» コメントありがとうございます。ご連絡頂きました作品は当方が執筆したものではございません。また「NS」のアカウント以外で(外部プラットフォームや、SNS含む)執筆活動を行ったこともございません。 (1月26日 7時) (レス) id: 2a191afe61 (このIDを非表示/違反報告)
:)(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/lrf__svt__0513/?fp=3 こちらになります、初めてのコメントで長々と失礼致しました。N S様の作品がとても好きです、いつも応援しています。 (1月25日 2時) (レス) @page2 id: 618e80dc3b (このIDを非表示/違反報告)
:)(プロフ) - コメント失礼致します。LE SSERAFIMの天使(チョンサ)という作品があるのですが作者様の作品でしょうか？あまりにも内容が酷似しているためコメントさせていただきました。ご確認のほどよろしくお願いいたします。 (1月25日 1時) (レス) id: 618e80dc3b (このIDを非表示/違反報告)
N S(プロフ) - つーじさん» コメントありがとうございます。ゆっくりと書いて参りますのでお付き合いいただければ幸いです。 (9月13日 2時) (レス) id: 2a191afe61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：N S | 作成日時：2023年9月11日 23時
