第3話 ページ5
それから２年後
私は、幹部達から嫌われ者になっている
多分、この城に味方はいない
また、一日が始まるんだ
姉が居なくなった後は散々だった
城内だけでなく、国中がパニックになるのだから
変わったことといえば、後輩ができたり
私と同じで女の子が重要職として城に来たことぐらいだ
どうやら私と同い年で、貴族出の子
後輩というのはコネシマさんの後輩らしい
身だしなみを整え終わり、書類を取りに部屋を出た
まず向かったのはグルッペンさんの部屋
ｺﾝｺﾝ
『Aです』
あぁ、そういえば
変わったのは私もだ
嫌われてるのに呼び捨ては余計不快にさせると、さん付けにしたり、敬語にしたりと、色々変わった
そんな事を考えているうちに、扉が開いた
なんだ、返事をすればいいのに
総統閣下が直々に扉を開けるとは
gr「……入れ」
高圧的な、バリトンボイス
彼とは距離感ができたぐらいで、罵られたりはしていない
……多分
『どうなさったのですか？』
gr「質問だ
…お前はいつも何を見ている？」
また、いつもの事だ
姉が居なくなってから、度々聞かれる
『…その言葉が何を含むかは理解し難いのですが、強いて言うなら視界に写ったものですかね』
目の前にあるから、見る
それは人間の体として当然の原理なのではないだろうか
……知らないけれど。
gr「では、アリシアとはどうだ？
歳も近いだろう？」
それは、友好関係を刺すのだろうか
毎回遠回しでよく分からない質問だ
『…さぁ？
彼女は、お姉様のように皆から人気です
私なんかとは、釣り合いませんので』
話したことがない…
というより、彼女や周りにいる人が近づくなオーラを出してくるから、話しようがない
gr「はぁ……
そうか、ところで飯は食っているのか？」
ため息をついたかと思えば、突然なんの質問なのだろう
『それなりに』
適当に、返事をする
『今日分の書類はこれですね？
では、失礼します』
部屋を出ようとした時、腕を掴まれて止められる
gr「最後に、お前はどうしたいんだ？」
『……総統閣下の望む国になるようにと精進したいです』
そう答えると、するりと腕が話され、一礼してから部屋を出た
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シヱ(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく読ませていただいてます！ もし私の勘違いだったらすみません、ぐぅちゃんはドラゴンではなくヒッポグリフですよ！ (2019年11月20日 15時) (
レス) id: 79a622e397 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子癒月 - 第六話のとこ、アメリアになってませんか？ (2019年11月17日 20時) (レス) id: cca028059e (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる(プロフ) - どもです！、すっごい楽しみに見させてもらってます！…もう、文才がありまくリですごいっす…！これからもずっと応援してますね！ (2019年11月17日 15時) (レス) id: 202e147d3a (このIDを非表示/違反報告)
tamagoooo(プロフ) - はじめまして。たまこです。いつも見させていただいています。失礼ですが、16話がないですよ…?では、これからも応援しています。面白い作品を期待しています。 (2019年11月13日 17時) (レス) id: df2a86f5a8 (このIDを非表示/違反報告)
ブンブン(プロフ) - 面白すぎです！更新頑張ってください！ (2019年11月13日 8時) (レス) id: 4a511d68cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影ハロウ | 作成日時：2019年11月8日 1時
