5話▼ ページ7
やはり、昨日の雪で寒くなっていた外は、真っ白な雪が積もっていて、
小さい子が公園で雪を使った遊びをしているのを見た子供達は、行きたいとは言わなかったが、羨ましそうに目をキラキラ輝かせていた
『…少し疲れたので、公園で休憩させてくれませんか？』
遠慮して、言わない子供達にそう言うと、少し表情を明るくして、
gr「なら休んでる間遊んでてもええか！？」
『ええ、いいですよ？
それと、トントンくんは寒いなら我慢しないでくださいね？
さっき買ったニット帽あげるので、被ってください』
昨日拾った時もそうだったが、トントンくんは寒いのが苦手なのか、マフラーをつけていても震えていた
それを我慢していたのか、言わなかったが、袋から赤いニット帽を取り出してトントンくんに被せた
tn「す、すんません…
ありがとうございます」
『いいんですよ
それより、2人と遊んできてください』
待ってますよ？と2人の方を指刺せばトントンくんは走ってそのそばに寄っていった
買ったものに目を通し、忘れ物がないかを確認する
すると、オスマンくんが慌てた様子でこちらに向かって走ってきた
os「大変めぅ！
俺達と同じぐらいの子が箱の中にいためぅ！」
寒そうだった、と言って買ったものを漁り、暖かいものを持って走って戻るオスマンくん
私も行こうと思い、急いで子供たちのところに行くと、箱の中で小さくうずくまるやせ細って寒そうな格好をした男の子が入っていた
息は荒く、凍えてしまっていた
私は、自分のコートを脱ぎ、その子に着せて、抱えた
ここから教会はそう遠くないはず…!!
『私はこの子を運ぶので、皆は荷物を持ってくださいますか？』
子供には少し重いかもしれない…
そう思っていると、馬車が通りがかった
gy「Aさん？」
この国の王の、グレイシア･フルーム様が馬車からおり、声をかけてくださった
gy「その子は……！？
急いで教会までお連れします
他の子と、荷物も乗せましょう！
早く！！」
別の馬車で来た騎士の方たちに指示を出し、荷物を運び、子供達を馬車に乗せた
私は、王様と同じ馬車に乗せてもらった
『すみません…
ありがとうございます』
gy「いえ、協会にはお世話になっているので…
とにかく、今はその子が優先です」
グレイシア様も慌てた様子で、子供の顔を覗き込むと、子供は、少し手を動かした
作)続きます！
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有(プロフ) - 好きです。これからも無理せず更新頑張ってください。 (2019年7月18日 15時) (
レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
月楼 永夜(プロフ) - ングッ！こっ…これは！素晴らしい作品の予感…！頑張って下さい！応援してますぅぅぅ！ (2019年7月17日 19時) (レス) id: 448baec34e (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ(プロフ) - 凄いです！応援してます！頑張ってください！ (2019年7月16日 20時) (レス) id: ed58847328 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影ハロウ | 作成日時：2019年7月16日 17時
