37話▼ ページ39
私達が最後なのか、エレベーターが止まると、会場が静かになった
gy「安心しろ、ここにいる客全員味方の貴族だ((ﾎﾞｿｯ」
確かに、周りを見ると顔見知りがちらほらいる
『それにしても、なぜ貴族の方達に？((ﾎﾞｿｯ』
gy「王族派の奴らは信頼できるからな
それと、あっちも子が欲しいとかでな
大方お前の真似だろう((ﾎﾞｿｯ」
確かに、グレイシアが王座について間もない頃から支えてくれていたのが王族派の貴族の方達だ
国のことを真摯に考え、学校や幼児施設のことにも気にかけ、優先させる人が多い
私の真似、というのはよく分からないが、きっとこの場で出会った子供でも大切にしてくれることだろう
gy「そろそろだな((ﾎﾞｿｯ」
「お次は最後！
本日の目玉商品でございます！！
紫色の瞳！傷1つ内綺麗な体！
こちらはお高く5000万から！」
合図と共に100万ずつあがっていく
聞かないようにはしていたが、やはり酷い
人を商品だなんて…
どんどんと静かになり、やがて私も手を挙げた
『龍の鱗5枚か、3億』
人に、値段をつけてしまうとは
助けるためとはいえ、自分に反吐が出る
「…他にはおりませんね！
では、商品手続きを1階のフロントから右の部屋で行いますので、そちらでお支払いをお願いします
それでは今回はここら辺で、ではまた！」
急いでエレベーターに乗る
gy「…あぁ、分かった
監視室の制圧完了
力抜いていいぞ」
『助けるためとはいえ、私はなんてことを…』
蹲り、顔を隠す
gy「…罰は後で受ければいい
今は、目の前のことを見ろ
でないと、後悔が増えるぞ？」
腕を持ち上げられ、無理やり立たされる
『そう、ですね…』
まだ、終わった訳じゃない
ショッピくんはまだ敵の手の中にいる
ほかの子供達は引き取られただろうが、まだショッピくんは終わっていない
合図は、子供を全員保護してから
それまで気を強く持たねば
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有(プロフ) - 好きです。これからも無理せず更新頑張ってください。 (2019年7月18日 15時) (
レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
月楼 永夜(プロフ) - ングッ！こっ…これは！素晴らしい作品の予感…！頑張って下さい！応援してますぅぅぅ！ (2019年7月17日 19時) (レス) id: 448baec34e (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ(プロフ) - 凄いです！応援してます！頑張ってください！ (2019年7月16日 20時) (レス) id: ed58847328 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影ハロウ | 作成日時：2019年7月16日 17時
