30話▽ ページ32
街に出て、商店街を歩く
色んな人に声をかけられたり、挨拶をされたり
ここの人達は優しくて、元気な方が多くて安心する
rbr「なんか、いい匂いするわ」
言われてみれば、焼きたてのパンの匂いがする
近くのパン屋によると、カゴを持った店主がでてきた
「聖女様！
こちら焼きたてなのですが、どうですか？
割引しますよ！！」
ニコニコと、優しそうな笑みで、色んなパンの入ったカゴを見せてくれる
『ありがとうございます！
皆さん、どれが良いですか？』
子供達の好きな物をと思い、聞くと店主が腰を下ろして子供達が見やすいようにしてくださった
その刹那、
ﾄﾞﾝｯ!
店主に子供がぶつかり、落としたパンを素早く拾って逃げていく
「こら待ちなさい！
あぁ、また泥棒だ！！」
『また、と言うのは以前も？』
「えぇ、ここら辺であの子供が食べ物を沢山盗んでいるんですよ
気をつけていたんだが…」
悔しそうな顔をする店主
私は、あの子の代わりにお金を払って後を追った
zm「あいつ、路地裏に逃げてったで!!」
子供達も着いてきて、私の代わりにあの子供が逃げた場所を教えてくれる
『ありがとうございます、！』
入り組んだ路地裏を探すと、突き当たりに2人の子供がいた
先程のパンを食べている
??「だ、誰や！」
こちらに気づいた金髪の子が声を上げる
どのように声をかけようか…と悩んでいると、皆何故か2人を取り押さえていた
『えっ！？
ちょっと!!』
ひとらんくんと、トントンくん、エーミールくんは私の横でため息をついている
『皆さん早とちりをしすぎです！
まずは理由を聞かないと…
なにか理由があった場合、それで情状酌量になるのですから…』
理由があるにしても、盗みは許されない
けれど、茶髪の子の方は膝に怪我をおっている
そんな子相手に寄って集って捕らえては可哀想だ
皆が申し訳なさそうに離れると、金髪の子は茶髪の子を守るように目の前に立った
作)続きます！
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有(プロフ) - 好きです。これからも無理せず更新頑張ってください。 (2019年7月18日 15時) (
レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
月楼 永夜(プロフ) - ングッ！こっ…これは！素晴らしい作品の予感…！頑張って下さい！応援してますぅぅぅ！ (2019年7月17日 19時) (レス) id: 448baec34e (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ(プロフ) - 凄いです！応援してます！頑張ってください！ (2019年7月16日 20時) (レス) id: ed58847328 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影ハロウ | 作成日時：2019年7月16日 17時
