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『シュミが依頼内容に』
その言葉を聞いて俺はさっと音が出るように立ち上がった。
「宛名は?」
自分でも驚く様な低い声。
クレルは俺と同じ気持ちらしく、声を聞いても動じなかった。
「鋼…と。」
それだけクレルは言って、黙ってしまった。
俺はシュミを守らなければならない。
そう、皆で決めたんだ。
こいつは俺たちが守り抜くと。
ここで依頼内容を受け、シュミを仕事に行かせてしまったら、今までの苦労を自分達で壊すことになる。
「絶対に、シュミは渡さない。」
クレルは手をぐっと握り、歯ぎしりをした。
そして、俺の方を真っ直ぐ見て、
「そうでしょう?リーダー。」
そう言ってニッと口角をあげた。
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作者 鼃喰畄 - ありがと〜!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* (2014年11月13日 23時) (レス) id: c90ba67045 (このIDを非表示/違反報告)
リシャール(プロフ) - 見つけた〜!\(^o^)/ お気に入り作品&お気に入り作者登録しておくね!\(^o^)/ (2014年11月11日 22時) (レス) id: a7b42fb62d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:阿喰畄 | 作成日時:2014年11月10日 23時