乃木坂46とわたし。

#史緒里とわたし。/教えて、君の気持ち。 ページ22

Aside(乃木坂463期生)



史緒里は最近、4期生の子と居ることが多くなった。

いつも史緒里にツンツンしてしまう私と違い、4期生の子は可愛いし、性格もいいし、優先するのも仕方がないことだ。



金川「Aちゃん。」



私のほっぺをツンツンしてくる同い年のやんちゃん。



「ふふ、どうした？」

金川「嫉妬、してます？」



え、まさか、やんちゃんにバレた！？



「んえ！？え、なんで？」

金川「久保さんのこと、愛おしそうに見てたから。」

「そ、そうかな？」

金川「久保さんに甘えてみたらいいんじゃないですか？」



そうだよね。甘えなきゃ！



久保「ただいまー。」

「おかえり！」



玄関まで走っていって史緒里に飛びつく。

史緒里は一瞬驚いたような表情をしたけど、すぐにいつもの笑顔に戻った。



久保「んふ、可愛い！」



スマホを弄っている史緒里に後ろから抱き着く。



久保「んー？どうしたの？」

「んーん、なんでもなーい。」

久保「甘えたデー？」

「そんな感じ。」



ヤバい、この体制めちゃくちゃ恥ずかしいな。

いや、耐えろA！

これは史緒里のためだ！



「…ねえ、」

久保「なに？」

「誰とL|NEしてるの？」

久保「北川ちゃん。この子すごく面白くて！」



また4期生…



ㄘゅ ♡



「んっ、後にしてよ。今は私の事だけを見て。」



私からキスなんて一世紀に1度くらいの出来事だからな！？



久保「んふっ、やっと言ってくれた。」

「っえ？」

久保「私、ずっとAが本当のこと言ってくれるの待ってたんだよ？」

「ごめん、」

久保「だから、敢えて4期生の子ばっかと仲良くして嫉妬させてた。」

「もう、史緒里に嫌われたと思った。」

久保「ごめんね？私のために無理して甘えてくれてたんでしょ？ありがと。」

「ん。」

久保「まあ、キスまでしてくれたのは想定外だったけどね。笑」

「っ、だって…」


好きだから。なんて言えない。

言葉で言えないなら、行動で示すしか……



ㄘゅ♡



久保「んん……」



幾度も角度を変えてキスをする。



久保「ん、随分積極的だね？」

「いや…」

久保「好きって言ってみて？」

「…す、き。」

久保「っ…やばいね。」



うちの彼女は今日も可愛いです。


to be continued……

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