厨二病が卓球をするそうです。 (ページ1)

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大波乱ページ1

全国卓球大会団体の部地方予選一回戦

[9-0]
[ぐっ!?]
強烈な打球。受けていたほうの選手がボールの圧力に耐えきれず、仰け反る。
そこに追撃するのは相手の選手。
圧倒的にこの選手が有利だと言うことが誰から見ても分かる。
また点を取った。
[10-0]
だがこのような展開は、卓球界ではよくあることだ。しかしこれは、あくまで実力がかけ離れた選手どうしの試合でしかあり得ないことだ。
[11-0、ゲームセット]
見事圧倒していたチームが完全試合という形に終わらせた。

そこでこの事実を提示しておこう。
この試合ではーーーーー
圧倒的な試合をした方のチームは、完全に無名なチームであり、
完全敗北したチームは、大会4連覇していた名門だったのだ。
[ま、、さか、、、負け、、たの？]
このチームのキャプテンの声、精魂尽き果てているのが分かる。
勝ったチームは、無言で去る。
まるでこれは私達にとって【通過点】だ。と言わんばかりの表情だ。
周りでは、
[あのッ、、王者の、、、立華学園が初戦敗退?!嘘でしょ?!]
[なにが起きたんだ?!]
[あの勝ったチームは、何者なの?!]
と言う人もあれば、
[実に好機だ。]
[奢れる立華ひさしからず、、、ってね]
[さて、、、あのチームの対策を打ちますか？]
分かり切った様な発言をする者も居た。

どちらにしろ、この試合は中学卓球界に火を付けた。
そしてこの試合を制したチームがその勢いで全国を制した。
この二つの要因からこの学校は、一気に有名になり、選手だけでなく学校にも火を付けたことによりさらに強豪がでてきていた。
そんな波に乗り遅れた学校、それが市立草風中学である。

[ぬうううぅーっ!!この学校の卓球部は、貧弱過ぎるわッ!!]
この学校の校長である柴木先生だ。
今の教育に反する態度で知られ、生徒からは【シバキ】という悪名で知られている。
[、、、すみません。校長先生。]
今嫌々頭を下げさせられたのが部長の暁紅花
三年生だ。一年生のころは、県大会ランカーだったらしいが他の学校が燃え上がったことで、
強くなり今では、もうすっかり勝てなくなったそうだ。
[でも先生。皆頑張りました!!お言葉ですが、、、顧問すら卓球部には顧問の先生すら居ないんですよ!?どうしたってそんなーーー]
[黙れッーー!!この私に逆らう気か!!この学校は卓球部以外は、良い成績を残している!!こうなったら卓球部は、オープン戦においてベスト8以上出なかったのなら廃部だッ!!]
[なッーーーーー!?]
この校長実は、成績が全てをモットーだ