なぜ. ページ3
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『倫太郎〜、
はよせぇへんと北さんに怒られるで!』
目の前にいるのは紛れもなく、
なぜ、なぜここにいるんだ。
Aは2日前、俺の目の前で…
すると、
突然後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
「角名、どないしたん?」
振り向くと、侑の片割れ_治がいた。
あぁ、ごめん考え事してた。
と治に言い、俺は体育館の中に入る。
何でAがいるんだ。
そんな事を頭の中で思っていると、
突如、治が奇妙な事を言い出した。
「今日から9月か〜、早いなぁ。」
今日から、9月?
どういうことだ…?
今日は9月3日のはずだ。
でも、治は"今日"から9月と言った。
ということは、今日は…
「ねぇ、治。
今日って9月1日?」
「せやで。急にどないしたん?」
「いや、何でもない。」
今日は9月1日?
時が巻き戻っている…?
おかしい。
さっきスマホを見た時、
ちゃんと日付は9月3日に_
俺は自分のポケットに入っていた
スマホを取り出す。
日付は9月1日になっていた。
「時が、巻き戻っている…?」
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作者名:NO NAME | 作成日時:2021年3月7日 10時