今日:7 hit、昨日:16 hit、合計:1,704 hit
小｜中｜大
エピローグ ページ42
*
私はウェールズを愛している。
言葉の通りウェールズの地を愛して、この地に生まれたことを誇りに思う。同時に、この地で彼と出会って彼と恋をして、そして祖国と国民と言うにはあまりに近すぎる関係になったこと、その意を込めてまた、私はウェールズを愛している。
彼の物語に名前をつけるのはずっとずっと先のこと。私と彼はいつまでも、今を見つめて、手を取り合って生きていく。彼を知る度に愛しく思い、彼に私をさらけ出す度に彼の手のひらの温度は高くなる。
強く繋いだ手は離さない。
そしていつまでもいつまでも、末永く。
ドラゴンテイル fin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
