苺より甘い恋をしよう。(紫耀) (ページ37)

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３２～嫉妬～ページ37

そうして来たのは学校の近くのデパートだった。

神「Aちゃん、今日はとことん俺に甘えてね」

『え、いいの？』

冗談半分でそう言ってみた

神「当たり前じゃん。俺から誘ったんだから逆にそれくらいさせてよ」

『うん、わかった』

流すように返事をしてしまったけど神宮寺くんがモテるのはどこまでもやさしく

そしてそこまでの流れが自然であるからだろう。

神宮寺くんのことが好きな子はそうゆうところに惹かれたんだろうな。

そりゃあんなにモテるわけだ。

神「どうしたの？Aちゃん、なんかボーッとしちゃって(笑)」

だめだだめだ私ったら神宮寺くんのこと好きでもないのに神宮寺くんのことばっかり考えちゃって

『ううん、なんにもないよ。ただちょっと考えごとしてただけ』

神「大丈夫？そんな深い考え事でもあった？おれでよかったら相談のるよ？」

『全然、全然！！今日の晩御飯何作ろうかな～って考えてただけだよ』

嘘ついた。

“さっきまで神宮寺くんのこと考えてて～”

なんて口が裂けても言えないからね。

神「そっか。そう言えばAちゃんって一人暮らしなんだっけ？」

『一人暮らしってゆうか、高校生になってから実家離れて今は紫耀と一緒に住んでるの。』

神「そうなんだ、」

私が紫耀と一緒に暮らしていることを言ったら若干顔が暗くなった気がするのは気のせいなのかな？