あなたは私の全てだから。☆2nd☆

昔も今も… ページ37

あ『ただいまー！』


母『A〜！今何時だと思ってるん!!!!!!!!!危ないやろ！こんな時間まで女の子がふらふらしとったら!!!!!!!!!』



あ『あー…。そやね。』



母『誰と居たん？』


あ『神ちゃん…。』


母『中学んとき一緒やった子？』


あ『そそ！…じゃあ、宿題あるから！汗』



母『あ！ちょっ！A!』








逃げるように自分の部屋に向かった。




パタンッ




あ『はぁー…。』





伝えられるわけない。


望…うちのこと嫌いって言ったんやで？

なのに……


“好き”なんて……

言えるわけないやん……。




ほんとのほんとに終わりや…。




望はまだうちのことを“幼なじみ”って思ってくれてるんかな？



それとも…“嫌いなやつ”って思ってるん？









嫌いなやつかな……。









望の中のうちはどんどんどんどん薄れていって。
将来、久しぶりに会ったとしても…道ですれ違ったとしても、気づかない存在になってくんかな。







今まで、手を伸ばせば簡単に届く距離に居たあなたが…今はこんなに遠く感じる。








家が近いことも、
親同士が仲良いことも、
同じ学校を進んできたことも、








今までと何の変わりもないのに、
どうして私たちの関係だけ変わってしまったのだろう。









うちの気持ちは昔も今も変わってない。








あ『望っ…』

どこ行くん？…→←やっと…<望said>

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