あなたは私の全てだから。☆2nd☆

ライバルやのに…<神ちゃんsaid> ページ35

神ちゃんsaid


神『…望……やんな？』



？『え？…神ちゃん？』


神『やっぱり望や！どしたん？こんな遅くに…。』


望『ん？別に…。なんか…来たくなっただけや。』









望といい、Aといい…。
なんでこの2人はこんなにもすれ違うんやろう…。
傷つけ合って、ボロボロになりながらもお互いを求めて。









神『……Aとの、思い出の場所やから…やろ？』


望『…え？』


神『さっきまでな、Aも居てたんやで。さっき帰ったけど。』


望『…そうなんや…。』



望は…何も分かってない。



望『Aは…流星と付き合ってるんやろ？』





そんな悲しい顔して言うなや。



神『……好きなんやろ。Aのこと。』






望『え？』



神『“そんなことない”なんて、言わせへんで？』



望『だって…それは絶対……。』



神『じゃあ何でAが流星と付き合ってること気にしてんねん。何でここ来てん。』



望『…そ…れは……。』


神『好きだからやろ。……なんでAがここ来たか分かる？』




望『分からへん。』



神『…望が、好きやからや。この公園が望との思い出の場所やからや。』



望『…え。でも、流星と……。』



神『付き合ってへんよ。キスは流星が勝ってにした事らしいで。それにほっぺやしな。』





好きなんやん。


そんなホッとしたような顔しやがって。笑



神『Aの中には、ずっとずっと望だけや。』




望『……神ちゃん。俺行かんと。……Aんとこに…。はよ…。』



神『ん。行って来い！大丈夫や！頑張れ。望！』



望『ありがとう！神ちゃん!!!!!!!!!』







走ってく望の後ろ姿は堂々としてて…



ライバルやのに…なんだかカッコ良くみえて。


Aの好きな人が望で良かった。




心から…そう思った。





頑張れ。望。

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