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76 赤井side ページ37

「何?赤榁秋唯が赤井くんの前に姿を・・・?」


「・・・ええ、確かにこの男でした」



俺が調べている理由を簡潔に話すとジェイムズさんは頭を悩ませた



「FBIで彼の存在を知るのは限られている、」


「もう一度、赤榁秋唯に会って話が出来れば・・・」



そう言うとジェイムズさんは思い出したように顔を上げる



「電話をかけてみようか」



そう言って、携帯を取り出し素早く操作をし誰かに電話をかけた



「もしもし」


「・・・何すか」



ジェイムズさんは携帯をスピーカー状態にし俺にも聞こえるようにする



そこから聞こえたのは確かに、赤榁秋唯の声だった



「少し代わってもいいかな?」



とジェイムズさんは俺に携帯を渡した



「え、」


「は?ふざけんなよ」



俺はジェイムズさんに文句を言う彼に話し掛けた



「・・・赤榁秋唯。否、霜島Aさん」


「おい、おっさん。ふざけんなよ」



彼は二回目となる言葉を言った



ジェイムズさんは何も言わない



そして、電話越しに溜め息が聞こえた

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作成日時:2016年7月8日 20時

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