名探偵コナン【男主】２ (ページ3)

今日:24 hit、昨日:1 hit、合計:39,190 hit

４２ページ3

ソファに寝転びだらりと片手をぶら下げる

天井を見て、顔を横にすると目に入る写真

｢眩しいよ、俺には｣

俺は笑って生きていて良いのだろうか

笑って生きて良いのだろうか

そこで考えるのを止める

｢沖矢昴。東都大学大学院工学部博士課程に在籍、27歳、シャーロック・ホームズが好きで卓越した推理力を誇り左利き。好きな色は黒であり同時に嫌いな色。ハイネックの服装をしている。そして、スナイパーとしての腕前も超一流｣

目に腕を乗せてぶつぶつとぼやく

全部知ってるよ

貴方の正体も全部

でもね、赤井秀一は死んだんだよ

俺の目の前で

だったら俺は、誰を愛せばいいのかな

沖矢昴？今は亡き赤井秀一？

｢･･･俺は一途に生きようか｣

少し考えて出た答え

俺は首にぶら下がる、ネックレスの飾りに口付けた

｢貴方を愛しています｣

今度、胡蝶蘭でも買ってこようか

否、止めておこう。面倒だ

俺は立ち上がり、棚まで行き写真立てを写真が見えないように伏せた

｢今日はもうやる気、起きねーや｣

そう言って俺は寝室に向かい、ベッドに倒れ込んだ