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57 沖矢side ページ18

彼と別れ、次の日を迎える



彼の家へと向かい、インターホンを鳴らす



しかし出ない



昨日約束したので、おかしいと思い玄関に行ドアに手をかけると



ガチャという音と共に開く



「?どうして・・・」



ドアを開け、中に入る



靴はあったが勢いよく脱いだのだろうか、散乱している



「お邪魔しますよ」



と声をかけてリビングに向かった



リビングの扉を開ける



室内を見渡すと、奥のソファで彼が横になっているのが見えた



それに近付いて行く



片腕で目を覆い、片手を腹部に置いている



「・・・誰です?ジンさんですか」



彼は腕を退けずに訊いてくる



「違いますよ、沖矢です」



そう言うと彼は腕を退け、体を起こした



彼のシャツのボタンが半分ぐらい開いていた



自然とそこに目が移る



見えたのは首筋に大きめの白い絆創膏



そして、無数に散らばる赤い痕



「ああ、沖矢さんでしたか。そう言えば、今日貴方の家に行く約束でしたね」



ソファから立ち上がり、そう言った彼の目に光は無い



着替えて来ます、と言い彼はリビングを後にした

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作成日時:2016年7月8日 20時

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