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「んー」



朝起きて伸びる



はぁ、と溜め息とつく



隣には零さんが眠っている



『キス、して』


『重ねてもいいから、して?』



昨日のは完全に俺の理性を切りに来ていた



流石にこんな子供に痛い思いをさせる訳にもいかない



「全く困った人だ」



寝ている彼にキスを落とし、一階に降りた



リビングに行くと置き手紙が一つ



「すまない、ってこれ昴さん?」



一言だけ書いて置いてあった



不器用か



いや、こっちこそごめんなさい



嘘ついたうえに叩いちゃったぞ



マジでごめんなさい



「謝らないと、ね」



バーボンでも買っていこう



スコッチでもいいけどさ



バーボン一筋なんでしょ、仕方ない買っていこう



怪しまれそうで怖いです



「・・・おはよう、ございます」



ガチャと開いた扉から目を擦りながら入ってくる零さん



「おはよう」



その姿が可愛くてついつい微笑んでしまう



「あ、それ昨日あの人が」



と紙を指差しながら言う



「そうなんだ、教えてくれてありがとう」



くしゃくしゃと頭を撫でた

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作成日時:2016年6月4日 8時

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