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after45 降谷side ページ6

「どうしたの?」



弱く笑って訊いてくる



「キス、して」



無意識にそう言った



「君が望むなら」



彼の手も俺の頬に添えられ



自然に引き寄せられる



その際に目を閉じる



ゆっくりと重なる唇



「ん・・・」



でもすぐに離れてしまう



俺は彼の首に腕を回し



「・・・もっと」



そう強請る



「、ダメ」



だけど彼は顔を横に向けて拒絶する



「これ以上やったら、俺・・・気が狂いそうだ」



と言う



「どうして・・・?」


「君が・・・零くんが、俺の愛しい人に似てるから」



苦しくなるんだ、そう言った



「その人と重ねてもいいから、して?」



そう言って笑うと



諦めたように彼も笑う



「本当どいつもこいつも、俺を狂わせる」



再び口付けを交わす



でもすぐには離れずに長く長くする



彼は俺の顎を持ち口を開けさせ、深くする



「んっ、はぁ・・・っんん」



息苦しくなると離れる



口元から流れる液



「その瞳、彼にそっくりだ」



彼はそう呟き俺の口元を拭った

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作成日時:2016年6月4日 8時

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