検索窓
今日:5 hit、昨日:14 hit、合計:100,077 hit

botu end 降谷side ページ43

いつものように仕事を終え、帰る



いつもと違ったのは車では無かったこと



帰る道を何も考えずふらふらと歩く



まだ日が明るい休日の土日



人がたくさん行き交う



その中を独りで歩く



俺の右手を握ってくれる人はもういない



彼は今どこで何をしているのだろうか



俺を忘れて、他の誰かと一緒にいるのだろうか



それとも、



俺をこの果てしなく広い空から見ているのだろうか



立ち止まり空を見上げる



「・・・バカみたいだ」



自嘲気味に笑い



再び歩き出した



暫く歩くと人通りが少なくなる



ついには誰もいなくなった



ふと風が吹き付け俺の髪をなびかせる



思わず目を閉じた



その目を開いた瞬間



「お兄さん」



とても懐かしい声が聞こえた

botu end 降谷side→←作者のたーん



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (102 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
324人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2016年6月4日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。