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botu end 降谷side ページ43
いつものように仕事を終え、帰る
いつもと違ったのは車では無かったこと
帰る道を何も考えずふらふらと歩く
まだ日が明るい休日の土日
人がたくさん行き交う
その中を独りで歩く
俺の右手を握ってくれる人はもういない
彼は今どこで何をしているのだろうか
俺を忘れて、他の誰かと一緒にいるのだろうか
それとも、
俺をこの果てしなく広い空から見ているのだろうか
立ち止まり空を見上げる
「・・・バカみたいだ」
自嘲気味に笑い
再び歩き出した
暫く歩くと人通りが少なくなる
ついには誰もいなくなった
ふと風が吹き付け俺の髪をなびかせる
思わず目を閉じた
その目を開いた瞬間
「お兄さん」
とても懐かしい声が聞こえた
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作成日時:2016年6月4日 8時