今日:5 hit、昨日:20 hit、合計:100,063 hit
小|中|大
after79 降谷side ページ40
いつものように仕事を終え、帰る
いつもと違ったのは車では無かったこと
帰る道を何も考えずふらふらと歩く
まだ日が明るい休日の土日
人がたくさん行き交う
その中を独りで歩く
俺の右手を握ってくれる人はもういない
彼は今どこで何をしているのだろうか
俺を忘れて、他の誰かと一緒にいるのだろうか
それとも、
俺をこの果てしなく広い空から見ているのだろうか
立ち止まり空を見上げる
「・・・バカみたいだ」
自嘲気味に笑い
再び歩き出した
暫く歩くと人通りが少なくなる
ついには誰もいなくなった
ふと風が吹き付け俺の髪をなびかせる
思わず目を閉じた
その目を開いた瞬間
「お兄さん」
とても懐かしい声が聞こえた
last after80 降谷side→←after78 赤井side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
324人がお気に入り
324人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2016年6月4日 8時