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after77 降谷side ページ38

僕は元の姿に戻ることが出来た



公安にも復帰することが出来た



コナンくんに問い詰められたが彼のことは詳しく話さなかった



体は元に戻った



だけど、元には戻らない日常



心には穴が空いたまま



何をしても埋められない



「降谷さん、こちらの資料を」


「・・・ああ」



いつものように仕事をし



いつものように独りで帰る道



いつものように独りの家に入る



リビングに行くとソファを見る



そこには誰もいない



彼の家なのに彼はいない



「もう俺に生きてる意味なんて・・・」



あるのだろうか



何度も何度も絶とうとした命



でも絶とうとする度に浮かぶのは彼で



彼は俺を止める、踏み留める



だから今日も俺はこの空虚な日常を生き続ける

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作成日時:2016年6月4日 8時

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