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after65 沖矢side ページ26

「おっと、」


「ああ、すみません」



誰かとぶつかる、その時カサッと音がする



何だ?と思い見ると封筒がジャケットに入っていた



顔を上げてぶつかった人を見ると、左手をポケットに入れ右手を軽く上げて手を振っていた



あの仕草、彼か



いつかの日のことを思い出す



そして封筒の中身を見ると紙が一枚入っている



声に出さずに読む



『ホテル内全域に爆弾有り』



それだけが書いてあった



「まずいですね」



ぼそりと本音が出る



その言葉お聞き、二人がこちらを見上げる



「どうしたんです」



安室くんの声で二人の間にしゃがみ紙を見せる



「っこれは」


「くそっ」



二人の間にも焦りが出る



「・・・今は彼を信じるしかありませんね」



彼の歩いて行った方を見つめる



「そうですね、彼なら恐らく」



安室くんが同意する



安室くんの彼への信頼は計り知れないものだ

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作成日時:2016年6月4日 8時

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