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after61 降谷side ページ22

「ん?どこか行くんですか?」



せかせかと荷物を用意する彼に問い掛ける



「ああ、ちょっとね」



テーブルに置いてあるのは白い手袋



組織の仕事、頭に浮かぶのはそれだった



「僕もついて行っても?」



そう訊くと彼は少し悩んだが



「いいよ。多分コナンくんと昴さんも来るから」


「え?」


「俺は仕事があるから一緒にはいれないと思うけど、それでもいい?」



と訊いてくる彼に、はいと答える



その会話をしている間も用意を進める彼



「えっと・・・」



彼は棚の奥から工具箱を取りだし中を確認する



それを横から覗く



そこに入っていたのは爆弾の処理に使われるものだった



「どうしたの?」



不安な顔をしていたのだろうか



「これって・・・」



彼に訊く



「零くんは知らなくていいよ」



くしゃと頭を撫でる



「どこやったかな」



彼は何かを探してどこかに行ってしまう



僕はすかさず彼の荷物を見る



「、なんで・・・っ」



入っているのは、銃や爆弾になるもの、ナイフや着替え、



彼は何をしようとしている?



ピーンポーンと鳴るインターホンにドキリとする



「はーい」



彼が玄関に出る声がする



そして入ってきたのは沖矢昴だった

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作成日時:2016年6月4日 8時

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