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「はぁ、」
誰もいない空虚な場所で溜め息を吐く
仕事が休みな訳じゃない
一人パソコンのある部屋でぼそぼそと作業をする
椅子の背もたれに体重をかけて腕をだらんと下げる
「くそ、どうする。残された時間は後少し、守るにはどうすればいい」
右手で前髪をグシャと握る
「実行まで後少し、逃げる?ダメだ、」
逃げることは許されない
俺が逃げれば大切な人達が何人犠牲になる?
考えたくもない
「誰も死なせはしないし殺させない」
例えそれが自分の身が滅ぶ結果になったとしても
それが零さんを哀しませる結果になったとしても
俺はアンタに生きてほしい、ただそれだけ
「時が解決してくれるさ」
きっと
俺は天井を見上げて、ふっと笑みを浮かべた
「愛してますよ」
頬を伝ったのは一体何なんだろうな
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作成日時:2016年6月4日 8時