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29話 安室side ページ31

只今、午後4時



『安室さんに会いに』



そう言った彼はまだ来ない



「何か今日安室さん、そわそわしてますね」



と梓さんに笑いながら言われた



「そうですか?」


「ええ、とっても」



そんな他愛なない話をしているだけで一時間がたった



彼は来ないのだろうか



すると



カランカランと入り口が開く音がした



「「いらっしゃいませー!」」


「どーも」



入って来たのは待ち続けた彼だった



彼は今朝持っていた荷物とともにやって来た




「安室さん、約束通り来てあげましたよ」



真顔でいうんじゃない



彼の席に寄り注文を聞く



「コーヒーお願いします」


「かしこまりました」



どうぞ、そういいコーヒーを彼の机に置く



「ありがとうございます」



彼は一口飲むと、ふぅ〜と息を吐いた



彼の顔は疲れているようにも見えた



「どうかしたんですか?」


「別になんでも」



教えてくれてもいいじゃないですか、



そんな簡単なことも言えない



僕たちは特に仲のいい友達という訳でもないのだから

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作成日時:2016年5月3日 21時

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