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20話 安室side ページ22
彼から出てきた話は、楽しくも面白くもない話だった
でも、彼はそれを愉しそうに面白そうに語った
狂ってる。そう思っても何故か彼から視線を外せない
「さぁ、次は安室さんの番ですよ」
俺に秘密教えて下さいよ、という彼はどこか大人の色気を放っていた
「教えてくれないんですか?」
ボーッとしてる内に彼が席を立ち目の前にいた
「あ、えと・・・」
「ねぇ、教えて下さいよ。降谷零さん」
「なっ!?」
耳元で言われたことに言葉を失う
「何でそれをお前が知っている!?」
ガタンと椅子が倒れるぐらいの勢いで立った
「さて、何ででしょう」
ニヤリと笑い彼は一歩ずつ一歩ずつ近付いてくる
それにあわせて一歩ずつ一歩ずつ下がる
ドンと背中が壁に当たる
「もう逃げないの?」
壁に手をつき、妖しく笑う彼にまた鼓動が速くなる
「俺の秘密を知ったんだよ?・・・意味分かるよね」
その言葉に背筋が凍った
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作成日時:2016年5月3日 21時