嘲笑え。 (ページ13)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:3,463 hit

1＿11 ページ13

さて、学園長に場所を聞かねば。

辺りを見渡すと学園長が居なくなってた。

学園長はど＿＿＿

「天女様。」

あら？

深緑の集団がこっちにむかってる？

そんなことより学園長はどこ？

まさか瞬間移動を…？
それとも異世界に連れていかれ＿＿＿

「龍造寺琥珀、無視するな。」

名前を呼ばれ、一気に現実に戻された。

『何よ。』

首だけ動かし、深緑集団の方を向く。

げっ、さっきの真っ白お化けやんけ。

『アンタって、本当に幽霊みたいに真っ白ね。血ぃ流れてるの？』

「～っ！！」

『遠慮なく笑っていいのよ、クマさん。

所で留三郎、なんか用なの？』

それまでにクマさんをからかっていた留三郎とクマさんの手が止まり、留三郎は思い出したように口を開いた。

ギャーギャー騒いでいるクマさんは無視。

わかっていると思うけどクマさんは潮江文次郎の事ね。

「あぁ、学園長先生に事務室と食堂の場所を教えてやれと頼まれてな。」

「それで僕と留三郎だけで伝えに行こうと思ったけど、何故か6年全員で来ちゃったんだよね。」

『そんなに私を殺したいのね、この4人は。』

ちょっと呟いただけなのに4人の動きが止まった。

「…琥珀ってば、そんな分けないだろ？」
「ま、そんなところだな！」
と、元気よく目が丸い人が言うと周りは勢いよくそれ今いうか、とツッコミをかます。
「因みに私は七松小平太、気軽に小平太とでも呼んでくれ！」

『よろしくね、小平太。

でもまだ食堂と事務のお手伝いしてないから、殺すのはまた今度にしてくれ。』