検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:35,175 hit

36話  初めての仕事 ページ42

北西の町へついた。


隣を歩く炭治郎が少ししょんぼり気味なのは、出世出来ない剣士は黒い刃だと言われたからだろう。


その背中に揺れるのは、『霧雲杉』と『岩漆』が使われている木箱だ。


鱗滝さんの憶測では、禰豆子は人を喰らう代わりに、眠る事で体力を回復しているのではないか、とのことだ。


なので、木箱の中で禰豆子はぐうぐう寝ている。


特に鬼の気配はしないなぁと考えていると、やつれてふらふらの男性が通った。


そこに被せるように、噂声が聞こえてくる。


「ほら、和巳さんよ。可哀想にやつれて...」


「一緒にいた時に里子ちゃんが拐われたから」


「毎晩毎晩気味が悪い」


「ああ嫌だ、夜が来るとまた、若い娘が拐われる」


二人で頷きあい、和巳さんに声をかけた。


「和巳さん。ちょっとお話を聞きたいのですが、いいですか?」







和巳さんの案内でついた場所は、なんの変鉄もない道だった。


ここに着くまでに、鬼殺隊について話したが、胡散臭い顔をされた。


やはり、政府非公認というのはつらい。


「ここで里子さんは消えたんだ。信じてもらえないかもしれないが...」


「信じます!!信じますよ!!信じる」


「絶対、信じますから」


そのまま地面の匂いを嗅いでみたが、微かに鬼の匂いが残っていた。


でも、斑というか、薄いというか、変な感じがした。

37話  来た→←35話  鴉が



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アリス - ミライノミチさん» ありがとうございます。とても励みになります。そのうち恋愛を増やしていくので、待って頂けたら泣いてバック転して喜びます。 (2020年11月23日 17時) (レス) id: e28dd41caa (このIDを非表示/違反報告)
ミライノミチ - 面白いです。いつも更新楽しみにしております。これからも頑張ってください。 (2020年11月23日 14時) (レス) id: 6244c3b093 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アリス | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/EHL/  
作成日時:2020年10月17日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。