何もない30 ページ30
貴方side
貴「ちょっ、何すんのっ…!?」
国「Aさん、鈍感な振りして実は気付いてたんじゃないですか」
貴「ッ…耳元で喋んないでよ…」
てかなに!?気付いてたってなにが!!
国「耳、効くんですか?可愛いですね。…あ、顔真っ赤」
こいつ…!!!!
貴「ッ…先輩を、おちょくんのも、いい加減に、しなさい!!!!」
手を前に上げてスルッと抜け出し国見の顔に手を引っ掛けて下に落とした。
国「う"っ、急に、何…」
国見が床に倒れた隙に急いで鍵を開けて体育館に飛び出る。
この護身法実際に使うの今日が初めてなんだけど。Twitterでバズってたのたまたま見つけて面白半分で練習してたらまさかの今使うことになるなんてね。
てか私が護身法使う日なんて絶対来ないと思ってたわ。
周りを見渡すと金田一と渡くんがいた。
貴「金田一〜!渡くん〜!」
走って2人のとこに行くと、2人は驚いた表情をしたけど、体育館の入口の方に連れてってくれた。
3人で階段のとこに腰掛ける
貴「ねぇ何が起こってるの…」
金「災難でしたね…。正直俺も何が起こってるのかさっぱり…Aさんが関係してる話っていうのはわかりましたけど…」
渡「とりあえず今は落ち着きましょう。」
渡くんがそう言って微笑んでくれて私はもう安心感が…うぅ。さすがリベロ。
貴「……全然収まる気配無いんですけど」
うるさい、体育館の中が。うるさい。
てか花巻と松川仲裁じゃなくて一緒になって喧嘩してるでしょこのうるささ。
金「はは…、先輩方大丈夫ですかね…」
渡「俺、様子見てきましょうか」
貴「えっ!ダメダメ!渡くんをあんなむさ苦しい男共の中になんて1人で行かせられないよ!!」
渡「それ多分こっちのセリフですね…笑」
金「にしてもすごい音ですけどまさかボールでも打ってんじゃ…」
確かにさっきからバコーンバコーンって…うるっさい!!
貴「はぁ..((バコーンッ!!!!」
溜息をついた途端私たちの後ろの体育館の頑丈なドアに物凄い勢いで何かが当たる音がした。
その瞬間私の中の何かが切れた。
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りみ(プロフ) - コメントありがとうございます!( っ_ _)っ))そう言っていただけて嬉しいです!「確かし」っていうのは実はわざとで、私自身もよく使ってる若者言葉みたいなもので「確かにそうだし」っていう言葉の略なんです笑 もしかしたら古いかもしれません... (2019年10月17日 17時) (レス) id: b038bdc888 (このIDを非表示/違反報告)
はい - 何もない6のところで『確かし』になってました。勘違いだったらすみません あととても面白いです! (2019年10月17日 16時) (レス) id: d7ccb84d9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りみ | 作成日時:2019年8月8日 0時