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99.手 ページ4
貴方side
私の右手を及川がキュッと握る。
貴「ちょっとっ！」
まだ家だよここ！
及「今日一日俺の手とAの手は離れませーん。」
貴「はぁ！？バッカじゃないの！？」
及「まぁ、そんなこと言わずにさー。今日くらいいいでしょ？デートだもん。」
そう言うなり及川は私の指に自分の指を絡めてくる。
貴「なっ、え。」
及「よし、レッツゴー！」
流されるまま家を出て駅方面に向かう。
貴「ねえ、、ホントに今日手ずっと繋いでるつもり？」
歩きながら問う。
さっきから手を緩めてくれる気配は一行に無い。
及「俺は嘘つかないよ？」
貴「…トイレ行くときも？」
及「Aがいいなら、俺はどこまでだっt 貴「いいわけないでしょバカ！！そのときくらい手離してよね！」
及「…はーい。」
貴「及川、手おっきい。」
及「ん、Aの手が小さいの。」
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作者名：りみ | 作成日時：2016年12月27日 12時
