義姉がヒロインだった件について (ページ3)

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結局、持ってくもんは充電器だけになった。
なんなら服はこないだので全部持ってきたし。
母親は多分何も言わないだろうし。

あ、よろしくって言ったけど嘘になったなあれ。
まぁいいか。知らない人だし。

葛「一応グルチャで言っといた。
そしたら＂え？違かったの？？＂って返ってきたんだけど？？」

「仕方ないね。実質住んでたもの」

叶「じゃあもう葛葉のとこ行けばAにも会えるねー。いえーい」

「いえーい。詩子先輩とかが聞くと喜びそうな展開になったね」

叶「詩子さん隠さないもんね。仕方ないね」

葛「むしろ一緒に住んでないの？ってすっげー聞かれた」

詩子先輩ブレないなぁ。
まぁそうと決まればとりあえず葛葉家族に言わないと。明日充電器取りに行こーっと。

「挨拶しないとなー。婿入りかな？」

葛「やめろ」

叶「くーちゃん浮気？」

葛「くーちゃんって言うな。浮気じゃねーし」

「三角関係？くーちゃん罪な男だね」

葛「どっから教わってくんだよその言葉！！
あとくーちゃんやめろ」

「詩子先輩」

叶「ブレないなぁ」

詩子先輩に限らず話が面白い人ばっかだからなぁうちの学校。個性派。むしろ爆発してる。

叶「じゃ、今日はお開きにしよっか」

葛「お菓子食べて喋ってただけだけど」

「ごめんね2人とも」

葛「なんだよ急に…。別に大層なことはしてねーよ」

叶「そうそう。ほら僕ら友だちじゃん！」

「そうだねー。ねーくーちゃん！」

葛「ヤメロ」

じゃあ葛葉家族に報告しに行くか～。