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2人のひかり ページ20

澪から真実を知った時、信じていたものに裏切られた輝はショックのあまり放心状態に陥っていた



「はじめましてだね」

どこからか聞こえる誰かの声

「…誰」

声の主を探そうと顔をあげると辺り一面何もない白い空間が広がっていた

「君が今の世界の輝だね」

その声が聞こえると、目の前になんとなく雰囲気とかが自分と似てる少女が立っていた

「ここは君の意識の中ってところかな」

微笑むその姿は優に近いような、そんな気がする



一目で分かった

こいつが本当の七虹輝なんだ、と。



黒澤澪が追い求め、真紅爛、そして優も…

“その存在を必要としている人物”

生きていて欲しいと心から願われて、必要とされて────




輝は心の奥底で渦巻く感情があるのに気づいた

それは“怒り”だった



「なんで…ここにいる…何しにきた!」

掴みかかる気迫で感情を露わにしていた


こいつが死ななければ自分が惨めに思うことも…悲しくなることもなかったのに…


そもそも私の生きる意味って…?なんでこいつがいるのに私は────


分からない…分からない!!



輝は膝から崩れ落ちた

「うあああああああああああああ!!」

叫び、拳を打ち付ける
涙もボロボロとこぼれ落ちた


それは輝の心の底からの叫び 思い
“哀しみ”



頭では分かっている
全部悪い訳ではないことぐらい

分かったうえで今の私には…目の前にいるもう一人の自分に八つ当たりするしかなかった

それしか、出来なかった。




一目見て自分の負けだと分かっていた
敵うわけがない
自分の目の前にいる七虹輝が光なら私は闇、影だ

「君の考えてること…分かるんだ
君はもう一人の自分だから」

この言葉で余計に腹立たしくなった

「何が分かるだ…
お前が私だとしても…この気持ちも思いも他の誰にも分かるわけがない!!」

分かるとしてもそれは表面上の感情
本当に分かるやつなんてこの世界にいるわけがない

「私はあんたの…オリジナルのコピーだ…偽者だ!出来損ないだ!
お前とは違う…本当に私を必要としてくれる人間なんて…いないんだ!!」

2人だけの世界に何処までも響き渡る叫び



「それは違う!!」

それまで黙って聞いていた“オリジナル”の七虹輝は反論を言い始めた

「そばにいる!君を必要としている人が!」

「優か!?でも優だって…本心じゃあんたを必要としてる!私じゃない!」



どうして優を信じることが出来ないの?



七虹輝はそう言うことが出来なかった────

クリスマス番外編 クリスマスイブの奇跡 前編→←澪の“叫び”



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設定キーワード:オリキュア , プリキュア   
作品ジャンル:アニメ
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ニチアサ大好き(プロフ) - そうですね、ハマったこともあり参考にしたかもしれません (2019年1月31日 20時) (レス) id: 4a4d7842a1 (このIDを非表示/違反報告)
シャルア - まどマギ要素少し入ってません? (2019年1月31日 14時) (レス) id: bb95bf8c78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニチアサ大好き | 作成日時:2016年6月13日 14時

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