慧王子 ページ8
シンデレラside
ガラッ
保健室の扉を勢い良く開ける。
するとそこに居るのは慧先生。
慧『おーあい〜、サボり？』
あい『違うし。眠り病予備軍なんだし』
慧『その言い訳4回目だよ〜？』
あい『じゃあ、頭が痛くて〜。
ベッド借りま〜す』
慧『まあ待て、おサボり女王。
そこのソファーに座りたまえ』
あい『おサボり女王じゃないし』
軽く会話を交わして、慧先生の言う通り
ソファーに腰を下ろす。
慧『え〜っと〜、君はなんでいつも授業の時間
になるとここに来るのかな？』
本当に学校の先生なのかと疑問に思う程に
だらしない口調で面倒くさそうに
口を開く慧先生。
あい『私の担任に聞き出せって言われた
の？』
私がそう質問し返すと
慧『なんだ分かってんじゃん。
授業を受けなくても学年トップ3に
に入れる位の頭脳を持ってるのに
勿体無い！ってあいの担任が
嘆いてたよ』
と、私の担任の特徴である熱血風の喋り方
を真似して言ってくる。
あい『授業に出ないでここに来る理由は
前から言ってるように、
慧先生に会いたいから…なんだけど』
私が慧先生を直視して言葉を発する。
頭の回転が速い人は、分かっていると思うが
私は慧先生の事が好きだ。
先生もそれは知っている。
だけど、付き合っている訳でもなく
フラれた訳でもなくという不思議な関係。
あい『ぶっちゃけ先生は私の事どう思ってる
の？』
なんだか少し驚いた様子の先生。
慧『え…んー頭が良い子だなーと思う』
本気かわざとかは分からないが
私の求める答えとは違う答えを言ってくる
先生。
あい『そうじゃないよ。
ひとりの女としてどうかっていう質問』
私が真剣に慧先生に訴えると…
慧『あいがこの学校を卒業しても
気持ちが変わらなかったらもう一度
その質問をしてよ』
なんてよく分からない事を言ってくる。
真意の読めない慧先生の瞳を見つめていると
校内に響き渡るチャイムの音。
たまには授業…出てみるか。
そんな事を思いながら慧先生の瞳から
目を離して扉へ向かう。
‘‘好きだよ”小さな声はあいには届かった。
卒業式の日にもう一度聞く事になるだろうが…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーHey!Say!JUMP
伊野尾慧
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジーツ(プロフ) - パス解除しましたよ！ (2015年10月14日 23時) (
レス) id: 19c2fc07ca (このIDを非表示/違反報告)
ジーツ(プロフ) - 今、すごく中途半端なのでキリが良いところでパス解除します！テスト期間中なので中々時間がなくて…。少々お待ちを！有瀧さんの参考にさせていただきながら作ります！ (2015年10月13日 19時) (レス) id: 19c2fc07ca (このIDを非表示/違反報告)
有瀧マナ。(プロフ) - シンデレラと狼さんのﾊﾟｽ、教えて下さい! (2015年10月13日 17時) (レス) id: f9a21a3a1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジーツ x他1人 | 作成日時：2015年8月24日 10時
