ひとりじゃないんだ。 (ページ22)

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天国からの贈り物ページ22

手紙の入っていた小包を開けると、そこには小

さくて可愛らしいぬいぐるみが入っていた。私

は涙が止まらなくなった。これはいつも智くん

が「好きな子にあげる」と言って頑張って作っ

ていたぬいぐるみなんだ。好きな女の子･･･それ

が私･･･？

「そのぬいぐるみ、本当は生きている時に渡し

たかった。ごめんな。今頃になって。理歩に好

きなヤツに作ってるっ言っちゃったから恥ずか

しくて･･･。。中に俺の声入れといた。どうして

も辛くなった時に聞いてほしい。どうしても･･･

な。

理歩。これからたくさん辛いこともあると思う

けど俺がずっと理歩のこと守るから。理歩を正

しい道へ導くから。だから、理歩は一生懸命生

きて。死にたいなんて思わないで。隣にいてや

りたかった。ごめんな。

最後のメッセージです。

いいか。”永劫回帰”だ。今を一生懸命生きろ。

理歩。来世で待ってます。

じゃあな。」

どうして今頃そんなこと言うの･････････

智くんの気持ちわかってたら、もっともっと優

しくしたのに。･･･そばにいたのに。