1つ年下の佐々木くん。(紫) (ページ16)

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『はいこれ。』

「え？」

『……修学旅行楽しめるように。』

そう言って修学旅行当日の朝にAから手渡されたもの。

あとで開けてって言われたから

とりあえずAの補充だけして来たけど……

(ハグしてちゅーしようとしたらめっちゃ殴られた。)

矢花「大光なにそれ。」

「勝手に見んじゃねー。」

矢花「いや、飛行機の隣の席で開けられたら見ちゃうよ。」

無理って言うけど見たい気持ちも抑えられないので、

その場で開封する。

矢花「うわ、これあの先輩だよね？可愛いじゃん。(笑)」

「マジ最悪、矢花なんで見てんだよ。」

矢花「いやだからここで開けるからよ。(笑)」

「誰にも見せたくなかった……」

入ってたのは可愛い可愛い写真が3枚。

ちょっと変顔したもの、しっかりぶりっ子したもの、

あとは、俺のあげたぬいぐるみを愛おしそうに抱きしめてた。

「……やっぱ帰る。」

矢花「無理無理！！！今上空だから！！！」

「離せ！！！まだ間に合う！！！」

矢花「無理だって！！もう着くから！！！」