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「好きだよ。」
……知ってるよ、私知ってるもん。
でもなんかの罰ゲームなんでしょ?なんて
可愛くも無い考えばかりが浮かんでしまう。
「……なんか、答えてよ。」
『嘘じゃん。』
「は?」
『なに?YouTubeの企画?嶺亜くんの悪巧み?』
「は?ちょ、おまえ何言ってんの?」
『……絶対騙されないんだから。』
「騙してない。」
『騙してる。』
「騙してない、カメラも嶺亜もなにもない。」
『だって……』
「ほんとに好き、お前だけが好き。」
声でわかる、ふざけてないって。
そんなのずっとわかってた。
わかってたからこそ、両想いってわかったからこそ
どうしたらいいのかわかんなくなっていた。
「……はやくふってよ。」
『へ?』
「正直あの熱出した日のことは覚えてない、
でもなんかして嫌われてるんでしょ?」
早くしてくれなんて言う大光。
私は答えるよりも先に玄関に飛び出していた。
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おと - 続き、楽しみにしてます!! (2021年8月26日 8時) (レス) id: 66df3375b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴゆ | 作成日時:2021年8月18日 0時