#24 ページ31
__sasaki side__
『じゃーん!!』
そう言って見せてきたのは
今日買ってきたと言う新しい洋服。
「……うん。」
『可愛いでしょ。』
「うん、服がね。」
『そう、服が。』
お互い謎に服がと強調して会話をしてるのは
周りから見たらおもしろいだろう。
『明日これ着てデートするの。』
「は?!誰と?!」
『……そんな力いっぱい聞かなくても。』
「誰とって聞いてんの。」
『……内緒!』
とびきりの笑顔で言うからそっかと許しそうになったけど
危ない危ない、ちゃんと事情聴取せねば。
「無理、言わないと行かさない。」
『なんで大光の許可いんの。』
「それは……」
『それは?』
「あーもーいいから言えって早く。」
『むーり、さぁお風呂入ってこよ〜と。』
いつもより少しだけお風呂に入れば
それもまたしつこく聞いてくる大光くんなのでした。
「今日風呂長くね?」
『そう?気のせいじゃない?』
「絶対気のせいじゃない、なんで?」
『マジだるい、うざい。』
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おと - 続き、楽しみにしてます!! (2021年8月26日 8時) (レス) id: 66df3375b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴゆ | 作成日時:2021年8月18日 0時