幼なじみの佐々木くん。(紫) (ページ24)

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__sasaki side__

｢うん、今日はマジでありがとう、

今度ちゃんとアイス買ってくから、

今日はマジで帰って、この後HiHiとかも来るし……｣

『……やきもち？』

｢は？？｣

『やっぱり〜〜〜！！！

可愛い可愛い幼なじみが

他の人に見られるのが嫌なんだ〜〜〜(笑)』

そうおちゃらけて言うAだけど

まさにその通りでしかない。

｢うるせぇ、お前みたいなのは

事務所で迷子になりましたってのがオチなんだから

道覚えてるうちに帰れっつってんの。｣

『だーれが方向音痴だバーカ。』

｢昔公園からの帰り道競争して

迷子になったの誰ですか〜〜〜。｣

『あ、あれは……！！』

なんて言い合いしてたら休憩終了時間が近づいてきてるから

じゃあって声かければ『あ！』って

大きな声で呼ぶもんだから振り返れば、、

『大光、頑張ってね！』

って言われる、

やべぇ、今日死ぬほど頑張れるかもしれない。

｢……おう。｣

なんて無駄にかっこつけて

ニヤける顔を抑えて返事をしてレッスンに戻る、

振付師さんからは｢大光今日やたら張り切ってるなぁ｣

なんて言われたりもした。(笑)

『ねぇこのアイス私の好きなやつじゃない！！！』

｢お前の好きなの売り切れてたの。｣

『……え、私の好きなの把握してくれてんの？』

｢そんなんじゃない、嫌でもお前のことはわかっちゃうの。｣

『ふーん。』