少年忍者Ⅳ (ページ18)

今日:8 hit、昨日:28 hit、合計:57,019 hit

特等席ページ18

颯太はよく私の膝で寝るんです、なんか知らないけど。

前に1度なんでそんなに私の膝で寝たがるの？って聞いたら「俺そんなに寝てないから」なんて言われました、自覚ないみたいです。

『……ふふ、でも可愛い(笑)』

颯太の頭を撫でながら寝顔をじっと見つめる、とは言っても颯太の顔は私のお腹の方に向いてそのまま抱きしめられてるから半分も見えてないんだけど。

そんな颯太の頬を人差し指でスススって撫でてみれば少しくすぐったかったのか、私のお腹にさらに顔を埋めるから余計に可愛い。

高校卒業して染めた髪の毛はよく似合っててふわふわしてて颯太の可愛さをより引き立てているよう。

竜｢うわ！うっちーくんずるい！｣

『きょんも寝る？(笑)』

竜｢え！いいんすか？！……あ、でもやっぱやめときます。｣

『なんで？』

竜｢だってうっちーくん、絶対離さないって言うみたいにAちゃんのことぎゅーってしてるから。｣

そこはうっちーくんの特等席ですね、なんて笑う。

『そんなことないのになぁ。』

颯｢ある。｣

『へ？』

颯｢……ここ、俺の特等席だから、誰にも使わせたらダメだからね。｣

ってこちらに顔は向けないけど耳が真っ赤な颯太がまたさらに可愛く愛おしくなりました。

『颯太可愛い。』

颯｢……マジ黙れよ。｣

『照れてるの？』

颯｢照れてないし。｣

黒｢A〜〜〜！！膝枕して！！！｣

颯｢ダメ。｣

黒｢え、なんでうちむが？？(笑)｣