ヘタレの恋。(白) (ページ19)

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涼「……おけ、瑞稀、A寝た。」

さっきから規則正しい寝息が聞こえてはいたけど

Aのだったのか。

瑞「はしもっちゃん、ありがとう。

さて優斗、俺らは恋バナとやらでもしようか。」

「話すことなんてねぇよ。」

涼「隠し事がないのは知ってるよ、俺らも。(笑)」

じゃあなんの話するんだよ。

みずっくんに好きな人でもできたのか？

瑞「好きなんだって、作間、Aのことが。」

「は？！！」

2人は「Aが起きる！」と言って俺の頭を叩く。

いや、仕方ないじゃん、それくらい驚いたし。

涼「作ちゃんが本気出したら優斗無理だろうな。」

瑞「まあ、所詮ただの幼馴染だしな。」

そう、俺は“所詮” “ただの”幼馴染でしかない。

瑞「当たって砕けるなら今のうちだぞ。」

「砕ける前提で告白なんかしたくねぇ。」

涼「ヘタレかよ。(笑)」

そりゃあさ、はしもっちゃんみたいに

顔が整ってたら話は別だろうよ！！！